ROVスタートアップの日本市場参入
技術はある。けれど、量産と日本市場の壁が越えられない。海外のROVスタートアップの相談から始まり、2年をかけて国内販売・メンテナンス・保険までを日本の品質で事業化したプロジェクト。
JOHNAN SOLUTION ARTICLE ↗
ハードウェアの社会実装には、試作から量産へと進む過程で「量産化の壁」を越える必要があります。平均的なハードウェアの量産には、およそ20社との提携が必要だとも言われます。
始まりは、技術に優れた海外のROV(遠隔操作型無人潜水機)スタートアップからの量産支援の相談でした。工房Naviの案内人たちは、量産を知る工房と組み、2年間の準備を経て国内販売、メンテナンスサービス、保険サービス、お客さま仕様への対応までを日本の品質で事業化。ROV「MOGOOLシリーズ」として、日本の現場へ届けています。
技術はある。でも、量産と日本市場の壁が越えられない。
試作から量産への壁
量産化試作の段階では金型などの道具を試作するため、製品段階のように気軽に作り直せません。手戻りは資金と時間を大きく削ります。
日本の現場が求める品質とサポート
点検や調査の現場では、壊れたときにすぐ直せること、相談できる窓口があることが導入の前提になります。
言葉と商習慣の距離
技術の言葉は通じても、品質の考え方や商習慣の違いが、話を前に進めにくくしていました。

量産を知る工房と、海を越える案内人が並走する。
量産を見据えた設計レビュー
もり試作所と一緒に、日本の現場での使われ方を前提に機構を見直し、量産試作へつなげました。
販売・保険・カスタム対応の体制づくり
国内販売、保険サービス、お客さまごとの仕様対応までを一つの窓口にまとめ、導入の不安を一つずつ取り除きました。
京都に修理の拠点を
メンテナンスと修理は京都の拠点で実施。壊れてもすぐ直せる、という安心を製品の一部にしました。



機構を見直し、量産試作へ

海外スタートアップの技術が、日本の現場で使われる製品に。
MOGOOLシリーズとして国内展開
海外スタートアップの日本市場参入を実現し、自社ブランドのROVとして展開しています。
点検・調査・環境保全の現場へ
ダム、港湾、洋上風力、環境調査など、さまざまな分野の水中の課題に使われています。
スタートアップは開発に専念できる
量産品の修理やメンテナンスを工房Navi側で引き受けることで、スタートアップは次の開発に集中できます。


私たちに必要だったのは、工場ではなく「通訳」でした。技術の言葉だけでなく、品質やサポートへの考え方まで、リナさんたちが日本の言葉に置き換えてくれた。
It’s craft, not just product. 製品を売る前に、直せる体制と、相談できる人がいることを売る。それが日本の現場の入り口でした。
海外の機体を分解して、部品一つずつ日本で手に入るか確かめるところからでした。今では修理の依頼も京都で受けています。
- Client
- 海外のROVスタートアップ
- Expertise
- ROV(水中ドローン)MOGOOL
基板修理・保全 - Tags
- スタートアップ, 量産化, ROV, 海外
- Year
- 2025
- プロジェクトリード/海外との橋渡し
- リナ・ハートマン工房Navi
- 試作評価・技術調整
- 田口 涼工房Navi
- アジアでの部材調達
- アリス・タン工房Navi
- 海外のお客さま窓口
- エミリー・トレイシー工房Navi
- 機構の見直し・量産試作
- 森 健吾もり試作所
- 国内メンテナンス体制
- 村上 徹京都メンテナンス工房
- 共同創業者
- A.M. さん海外のROVスタートアップ
本事例は、JOHNAN株式会社の公開ソリューション記事をもとに再構成したモックアップです。登場する案内人・職人・お客さまは架空の人物です。







