医療機器メーカー

医療機器のユーザビリティ設計

高機能になるほど、操作は複雑になる。医療機器メーカーの開発チームと、試作の初日からユーザビリティを検証し、開発後期の手戻りをなくしたプロジェクト。

JOHNAN SOLUTION ARTICLE ↗

「迷わず使える」を、試作の段階で確かめる。

医療機器の開発では、操作の複雑化と、開発後期になってからの手戻りが大きなリスクになります。多機能化に伴ってインターフェースが複雑になると、使う人が迷い、誤操作の可能性も高まります。

工房Naviでは、人間工学に基づくUI/UXデザインの専門パートナーと組み、プロトタイプの段階からユーザビリティを検証する体制をつくりました。デザイナーと技術者が最初から同じ机を囲むことで、「使いやすさ」を後付けではなく、設計の出発点にしています。

Issue

高機能にするほど、現場で迷われる機械になっていく。

複雑化する操作

多機能化に伴い操作が複雑に。利用者が迷い、誤操作につながるおそれがあり、習熟にも時間がかかっていました。

無機質なデザインが与える不安

威圧感のある見た目は、患者さんの不安や抵抗感を招きます。現場の雰囲気や作業効率にも影響します。

問題が見つかるのが、遅すぎる

ユーザビリティ評価が開発後期だと、問題が見つかっても大きな設計変更は難しく、製品化の遅れにつながります。

複雑化する操作
無機質なデザインが与える不安

Approach

デザイナーを、最初の試作から同じ机に。

試作段階からのユーザビリティテスト

デザインパートナーが開発初期から参画し、プロトタイプを使ったテストで潜在的な問題を早期に洗い出しました。

中川 ゆい(デザイン工房 ミナモ)

行動特性に基づく直感的な操作

患者さんと医療従事者、それぞれの行動特性を踏まえてインターフェースを設計。誰にでも使える操作を目指しました。

松本 栞(工房Navi)

量産を見据えた基板と筐体

操作部の基板は、ひらの電子ラボが量産を前提に設計。試作で決めた操作感を、そのまま量産品に持ち込みます。

平野 さやか(ひらの電子ラボ) / 基板実装

試作段階からのユーザビリティテスト
量産を見据えた基板と筐体

基板の実装と、操作部の試作

医療機器のユーザビリティ設計の現場

Outcome

誤操作を防ぐ操作と、医療現場に馴染む佇まい。

手戻りを、開発の前半で止める

問題を試作段階で見つけられるようになり、開発後期の大幅な設計変更を防げるようになりました。

安心感を与えるデザイン

機能だけでなく、心理的な安心感や信頼感を与える見た目を、量産品まで持ち込めました。

ウェアラブルから据え置き型まで

同じ進め方を、ウェアラブルデバイス、医療系洗浄装置、IVD検査装置へと広げています。

手戻りを、開発の前半で止める

Voices

試作の初日にデザイナーさんがいたのが、いちばん大きかったです。これまでは機能が固まってから「使いやすくして」とお願いしていたので、どうしても手遅れでした。

— T.K. さん医療機器メーカー 開発部

「きれいな設計」より「つくり切れる設計」。デザインの意図を量産の言葉に訳すのが、今回のわたしの役目でした。

— 佐野 めぐみ工房Navi

ボタンの押し心地は、基板の部品配置で変わります。試作の段階でデザイナーさんと詰められたので、量産で迷いませんでした。

— 平野 さやかひらの電子ラボ

Project Information

Client
医療機器メーカー
Expertise
医療機器 ODM / OEM
基板実装
Tags
医療機器, 商品開発, UI/UX, 試作
Year
2025

Project Team

プロジェクトリード/量産設計
佐野 めぐみ工房Navi
意匠・UIディレクション
松本 栞工房Navi
ユーザビリティ評価・品質
小林 遥工房Navi
UI/UXデザイン
中川 ゆいデザイン工房 ミナモ
操作部の基板設計
平野 さやかひらの電子ラボ
開発責任者
T.K. さん医療機器メーカー 開発部

佐野 めぐみ

Navigator

松本 栞

Navigator

小林 遥

Navigator

中川 ゆい

パートナー

平野 さやか

工房

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本事例は、JOHNAN株式会社の公開ソリューション記事をもとに再構成したモックアップです。登場する案内人・職人・お客さまは架空の人物です。